2月10日(月)

昨夜から徹夜で旅行の準備中。
というのも、一昨日にようやく卒論等のやらなければならなかった
予定が全て終了し、卒業旅行に出かけるためです。
行き先はヨーロッパ。
フランス、ベルギー、オランダを廻って、ドイツから帰国の予定。

この旅行が具体的に決まったのは、ジツはつい2週間前。
1月中旬までは卒論やバイトで忙しくて、
旅行のことを調べるのをついつい先延ばししてたのでした。
でも、宅建の実務講習が3月14、15日にあるし、
その後は引越しをしなければならないので、
なんとか3月12日くらいまでに旅行から帰ってこなければならない。
さらに、会社説明会に内定者として参加したかったので、
それも考えると、出来るだけ早く旅行に行って、帰ってきたかったのです。
なのに、なかなか旅行の計画を立ててなかった僕。

旅行に対する希望は、
行き先ヨーロッパ、特に前から行きたかったフランス、ドイツは外せない、
1人で行きたいので、ツアーじゃなくて自分で日程を組みたい、
ということでした。
1人で行きたかったのは、のほほんとドメスティックに過ごしてきた自分を
ちょっとでも成長させるきっかけにしたかったから。
今春から英語を使って、世界中と仕事しなければならず、
周りを見ても留学や海外旅行ばかりしてるような人ばかりで、
あせりがあったってのもあります。

まぁ、とにかく1月中旬からいろいろと旅行会社の資料を集め、
自分で組み立てることが出来るプランを探して、
よさそうだったのが、ジャルパックのエアー&ホテルというプラン。
行き帰りの飛行機は好きなヨーロッパの都市を指定できて、
その途中に使うヨーロッパ内の飛行機も安くなり、
さらに到着直後のホテル2泊分がついてるというもの。
僕は近畿日本ツーリストでその情報を得て、申し込みしてもらいましたが、
希望が2/10だったので、ジャルパックの方ではもうJALの方に席を返してしまったということでした。
でも、航空会社に問い合わせてもらうと、まだ大丈夫とのこと。
なので、次の日に旅行日程を組み立てて、
ユーレイルセレクトパスというヨーロッパ内3カ国乗り放題の鉄道パスといっしょに申し込みました。
(ベネルクスは3カ国で1カ国にカウント。)
ホテルはアップルワールドで良さそうなホテルを探して、申し込み。
ただ、アムステルダムで宿泊予定の日が大規模な見本市の開催に当たってるらしく、
1万円以下のホテルを取ることが出来ず、時間がないだけにあせる。
1万5000円くらいは出さないとダメかなーとか、
アムスじゃなくて、ロッテルダムやユトリヒトで泊まってもいいかなー、
なんて思いつつ、現地払いのサイトを見てると、
最初に考えてたよりも良いホテルに、1泊85ユーロで泊まれることに。
結局、1泊1万円くらい。

今回、出発するまでにお金は、
航空チケット&ホテル2泊が9万9千円。
それに1人でホテル使用する分1万3000円上乗せされて、11万2000円。
鉄道パスが6日分で3万5000円くらい。
アップルワールドで予約したホテルが7泊で5万円くらい。
さらに現地払いの予定のホテル2泊分が2万円くらい。
こんなカンジ。
往復にJALを使ってこの値段は格安だと思います。
ホテル代に関しては、ヨーロッパのホテルは1人あたりじゃなく、
1部屋あたりで料金を計算するのが多いから、
2人で行けば4万以上は安くなってたハズ。
1人で行くとき、ツアーにしても個人旅行にしても、これが痛いよなぁ。
ユースホステルに泊まるならともかく。

・・・とまぁ、こんなカンジでバタバタと計画を進めてたんだけど、
旅行の準備もなかなかする余裕がなかったので、こちらもバタバタ。
ココアを預かってもらったり、持っていく予定のものを買い揃えたり。
旅行出発当日は朝の6時より前に家を出なければいけないのに、
5時になってもトランクは空っぽ。
でも、まぁ、それまで遊んでいたわけではなく、
旅行のための情報を収集してPCに保存したり、印刷したり、
持っていくものをリストに照らし合わせて用意したりしてたのでした。
風呂から5時過ぎに上がって、トランクに詰めるのを開始。
ブジに5時半くらいには過不足ないと思える旅行用具一式が揃いました。

まだ暗い中、地下鉄の駅までトランクを押して歩き、
地下鉄を乗り継いで、6時10分くらいには京都駅に到着。
ここからバスで関空まで行くんだけど、
時間がまだあったので、ローソンに寄ってソーセージとココナッツサブレ、ガムを購入。
後でカメラのフィルムを買い忘れたことに気づいたけど、
まぁ、空港に行ってからにするかと、そのままバス乗り場へ急ぐ。
チケットは予約だけしてあったので乗れないことはなかったけど、
やはり学生らしき人たちばっかりだなー。

関空に到着したのは8時15分。
パリ行きの飛行機の出発は10時45分。
旅行会社のカウンターに行き、チケットを受け取る予定が8時45分。
余裕だったので、関空内にある東京三菱銀行へ。
というのも、普段郵便局にあるお金を旅行のために分散させておきたかったのと、
今日引き落とし予定のカードのお金が全く入ってなかったからでした。
でも、ATMで預け入れが出来るのは8時45分からとのこと。
なので、PCから自分のとこの掲示板に書き込み。
接続に手間取ってたら、もう8時40分。
旅行会社に提出しなければならない滞在中のホテルの連絡先などを
まだ用紙に書き込んでなかったので、それを書き込み、
旅行会社のカウンターに行ったのは、8時50分。
そこで説明を受け、航空券とホテルのバウチャーを受け取る。
席がまだ取れてない状態なので、JALのカウンターに行ってください、
とのことだったけど、まだトランクの整理もしてないし、
買い物したり銀行に行かなければならないので、それは後回し。

まず、東三に行き、自分の口座にお金を入れる。
ユーロへの両替は現地でやろうと思ってたけど、
多少はユーロを持っておいた方がいいかも、と思い、
東三で両替することに。
どうやら機械で出来るみたいなので、やろうと思い近寄ると、
「両替パック購入」と書いてある。
ん???
よく分からないまま機械を触ると、
ユーロは100ユーロ単位で買う(というか両替する)ことが
出来るということでした。
なので、少しと思ってたけど、300ユーロ買うことにする。
さらに、どうせならもっと換えとくかと思い直し、さらに200ユーロを購入。
交換レートは1ユーロ136円くらいだったか。
今は1ユーロが128円とかだったから、まぁ、そんなもんだろう。




100ユーロのパックには、10ユーロ札が8枚と5ユーロ札が4枚入ってました。
この500ユーロは出来るだけ節約し、買い物も出来るだけカードでして、
旅行中にさらに両替しなくてもいいようにしたい。

その後、トランクの整理などをしてると、もう9時半。
フィルムを買うのを忘れてたのを思い出し、27枚撮りのフィルムを2つ購入。1050円。
それから急いでJALのカウンターへ行く。
でも、人が多すぎて、どこに並べばいいか、しばし迷う。
マジで人多すぎ、列長すぎ。
列に並び、トランクの中身の検査を受け、さらに並んで荷物を預け、
チェックインを終わらせると、もう10時過ぎてしまった。
カウンターのお姉さんも、「出発まで45分切ってるので、急いでください。」
なんて言ってる。そりゃ分かってるんだけど・・・
同じ学部の同級生の女の子がJALに入社し、今は関空で働いてるという情報を
昨日友達から聞いたところだったので、JALのカウンターで探してみたけど、
見当たらなかった。見てみたかったんだけどなー。
総合職で入社したら、まずはカウンター業務じゃないのかな?

チケットを受け取ると、ダッシュして46番ゲートに続く南出発口へ。
行ったんだけど、またまた人が多すぎて、どこから並んでいいのかよく分からない。
列は2つに分かれてたので、早そうな方に並ぼうと思ったけど、
どちらもマジで長すぎ。人多すぎ。
こんなに人が多いとは思わなかった。
最後尾に並んだけど、こんな調子で本当に飛行機に間に合うんだろうか・・・?
本気であせりだし、グループの一員のフリをして途中に割り込むことも本気で
考えたけど、とりあえずおとなしく並んでおく。
でも、内心はめちゃめちゃあせってる。列がなかなか進まないんだなー。
手荷物検査はテロ警戒のために、余計に厳しくしてるんだろうか。




これでもまだ列の真ん中くらい。先の方はどうなってるのか全然見えない。
列の人の多くは、バスの中と打って変わって社会人や年配の人ばかり。
「お前らなー、なんでこんな気候の悪い時期に仕事休んで海外なんて行ってるんだよー。」
と本当に逆恨みとしか思えないことを考えつつ、
「早く進んでくれ。」と念じつつ、列の中で待つ。
「これが乗れなかったら、どうすべきか」なんてことも考えつつ。

ようやく検査場の近くまで来たときには、時計が10時25分に。
うあー。もう20分しかないよ。
前の人、しょうもない検査に引っかからないでくれよなー。
ポケットに金属物なんて入れとくなよー。
とこれまた念じてました。
検査場は3つに分かれてたので、最も人が少なそうで、
引っかかる人が少なそうなところを選択。
で、ようやく自分の番になり、そこを通り抜ける。
この時点でもう10時半。
ダッシュで出国審査場へ行き、これまたややこしい人が少なそうな列を選択。
ここは並んでる人が4、5人しかいなかったので助かった。
ブジにそこを通過し、またダッシュ。
46ゲートへ。

と思ったけど、そうだ。関空はゲートによっては連絡するモノレールに
乗らなきゃいけないんだ。しかも、モノレールは出たとこ。
2分置きに発車するとはいえ、その時間がめちゃめちゃ長く感じられる。
ああ、本当なら免税品をいろいろと物色して、
その1つでも買って、ホクホクと搭乗してるはずなのに。

モノレールに乗ってる時間もかなり長く感じられたけど、
JALのマークが入った飛行機が3機並んでるのを見て、少しホっとする。
よし、間に合いそうだぞ。
モノレールが着き、またダッシュ、ダッシュで46番ゲートへ。
そこにあった光景は、搭乗のために並んでいる人たちの姿。
よかったー。間に合った。
っていうか、余裕やん。

と、これまでのあせりが一気に消え去り、
喉が渇いてたので自販機で爽健美茶を購入。
そして、搭乗。写真撮る余裕まであったもんな。




席は30B。席取るの遅かったし、3列席の真ん中だ。
1つ前の席は入り口に1番近い席なので足をゆったり伸ばせる席。
みんなが座りたがる席。
う、いいなぁ。
僕は野郎2人、それも両方外国人に挟まれてのフライトです。

右隣、通路側の席の人は中国人っぽいなぁ。
左隣、窓側の人は国籍不明。
南米系やスペイン人に見えるが、日本語がかなりうまい。すごく流暢。
どんな生い立ちの人なのか、かなり気になった。
FA(CA?)のお姉さんも最初は英語で話し掛けてたのに、
帰ってくるのがすごくうまい日本語、それも敬語で話してたので、
次からは日本語で話し掛けるようになった。
この人はかなり国籍不明。最初はフランス人かと思ってたけど、
2度目の食事のときには宗教の関係で豚は食べられないと言ってたし。
ふーむ。何者なんだろう。

そんな2人に挟まれて過ごした、12時間半ほどのフライトでした。
映画は「トランスポーター」と「シモーネ」を完全に鑑賞。
「ザ・リング」(ハリウッドのリメイク版の方ね)もやってたので、それを一番観たかったのに、
なかなか始まりの時間が掴めなくて、
ようやくヨーロッパに入ったあたりで初めから観ることが出来たのに、
何度もウトウトしたために、内容がほとんど分からず。
時間的にそれが最後のチャンスだっただけに、かなり消化不良。
でも、「トランスポーター」はアクションがあまり好きじゃない僕も
けっこう面白く、感心しながら観ることが出来ました。

飛行中に食事は2回。




最初は離陸1時間後くらいに出てきたコレ。
僕は和食を選択したんだけど、内容は、
キジ丼、野菜の煮付け、卵焼き、魚の照り焼き、抹茶そば、ういろう(大福?)等々。
キジ丼は鶏弁みたいなヤツだな。
にしても、ビールがうますぎた。
ただの一番絞りなんだけど、ずっと寝ずに準備をしてて疲れてたからか。
というか、今回に限らず、最近どうもビールがうますぎる。
以前は苦いと思いつつとりあえず飲んでたってカンジだったが、
最近はかなりうまく感じる。特に1杯目。
この1杯目というか、1口目の限界効用はかなりのものです。
最近仕事をした後に飲むことが多いからなのか、単におっさんになっただけなのか。
まぁ、楽しみが増えること自体は悪くない。




2食目は着陸3時間前に。
ミートソースのペンネ、パン、サラダ、フルーツ、ゼリー、そして今回はりんごジュースをチョイス。
まぁ、どちらの食事も飛行機の中で出てくるものでは普通なんじゃないかな。
うまくもなく、まずくもなく。

でも、日系の航空会社はやっぱいいねぇ。
日本人が利用する分には、その安心感が違うなぁ。
サービスも充実してるし。

座席のモニタで見ることの出来るカメラの映像は、
前方と下方と2つあったんだけど、前方は何も見えないからつまらん。
ただ、下方のカメラは、ハバロフスクなどを飛んでるときの雪山の映像がすごかった。
見渡す限り雪山があって、その間を川が流れてるっていう光景。

まぁ、そんなカンジでJALをそれなりに楽しんだのでした。
ただ、時間がなかったから、マイレージ登録が出来なかったのは失敗。
帰りに行きの分も申請出来るだろうけど。
ってか、そもそもJASのカードしか持ってないけど、大丈夫だよね?

飛行機がフランスに入り、徐々に高度を下げていったんだけど、
高度2400メートルほどを飛んでいるときにすぐ下に見える光景はというと、全て、雲、雲、雲。
天候が曇りとは離陸直後に言ってたけど、これは曇りすぎだわ。
切れ間なく空を覆い尽くしている雲の光景は、
これまた雪に覆われた丘のようでもあり、海一面に浮かぶ流氷のようでもあり。

パリのシャルル・ド・ゴール空港には予定より5分遅れの、15時25分に到着。
でも、着陸後、飛行機がターミナルに着いたのはそれから10分後。
この空港、マジで広すぎ。10分も飛行機で走るとは思わなかった。
まぁ、降りた滑走路とJALが使っているFターミナルってのが、
正反対の方向にあるんだろうけど。それでも広すぎ。
着陸した滑走路のあたりには、見慣れないデザインの機体が並ぶ。
どうも、これらはヨーロッパ内だけで飛んでるものっぽい。

そんなことを考えながら、とうとう来ましたよ。華の都パリに。
でも、そういや、入国カードを書くの忘れてたのね。
まぁ、入国審査のとこに行けば用紙が置かれてるだろう、
なんて考えてたのに、どこを探してもない。
審査には人がたくさん並んでるので、直接もらうわけにもいかないし。
それで困って、うろちょろしてたんだけど、
入国審査場のすぐ近くにエールフランスのカウンターがあったので、
そこの人に用紙をもらうことにしました。
「Do you have an disembarkation card?」

つ、通じない。
言い直したけど、分かってもらえず。
なので、入国審査場の方を見て、書くジェスチャーをしたら、分かった様子。
ふー。よかった。
で、ブジに記入。そして、入国。
パスポートにはやはり入国スタンプ押してくれなかったな。
押してって頼めばよかったかな。




トランクを受け取り、外に出るとそこはいきなりフランスの香り。
こういう何気ないサインのセンスがフランスだわー。いいわー。
メトロのサインも大好きです。

空港からパリ市内までは30キロくらいあるらしいんだけど、
ガイドブックによると市内まではいくつかバスがあるというので、
バス乗り場を探し、行ってみる。
表示に従って行くと、そこには確かにバスが停まってたけど、なんか違う。
乗客を乗せる雰囲気もないし、観光バスっぽくもある。
んんん?
で、そこらをうろちょろしたけど、らしきバスは見当たらず。

僕と同じように迷ってる日本人カップルがいたけど、話し掛けず。
今回の度、たくさんすれ違うであろう日本人観光客には出来るだけ頼りたくない。
そこでターミナルに戻って、またうろちょろした後、
インフォメーションで訊くことにする。

ホテルの地図と住所を見せて、「どのバスに乗るのがいいですか?」と。
もちろん英語。フランス語なんて分からない。
そしたら、そこの窓口のおばさんは、
「TGVに乗って、ここで乗り換えて、ここで乗り換えて、ここで降りろ。」と。

ん?ちょっと待って。
僕はどのバスがいいか尋ねたんだけど。
なので、「バスで行きたいんだけど。」と言うと、
ちゃんと教えてくれました。
Roissyロワシーバスに乗って、Operaオペラで降りて、そこからメトロでBalardバラールまで。
バス乗り場も教えてくれた。2.13にある。
フランスの階数の数え方は、日本の1階が0階で、日本の2階が1階、
なので、2.13は2階の13番ゲートってこと。
イギリスでも1階がground floorで、日本の2階が1st floorだったと思うけど、
ホテルだと0階の他に00階なんてのもあったりしてややこしい。
で、ようやくバス乗り場へ到着。
これまた日本人観光客3人と一緒だったけど、話し掛けたりせず。

10分くらいするとバスが来て、運賃は8ユーロ。だから1000円くらいか。
8ユーロでチケットを買い、それを運転席のすぐ横にある機械に入れて刻印。
別にノンストップなんだから、刻印する必要ないと思うんだけど。
もしかしたら、運転手が乗客を管理するというより、
会社が運転手を管理するためにそうしてるのかもしれないけど。

バスの座席から見える風景で印象に残ったのは、
みんな車をよく飛ばしてるってことと、フランス車ばかり走ってるってこと。
フランス車好きの僕にはたまらん。
フランス滞在中は常に車を見てたけど、フランスは本当にフランス車ばかり。
あとは、ゴルフもけっこう走ってるか。それに、スマート。
日本車も走るには走ってるけど、かなり数が少ない。
トヨタのヤリス(日本名ヴィッツ)とか、ニッサンのマイクラ(同じくマーチ、旧型ばかり)とか、
ホンダのシビック(これはそのまま)をちょくちょく見かけるくらいで。
でも、ヴィッツにしてもマーチにしても、妙にワイルドな顔つきになってるのには笑った。
おそらくフランスは世界中でもかなり日本車のシェアが低いとこだろうな。
ま、ヨーロッパ自体トヨタでもシェアは微々たるものだけど、フランスは中でも特に低そう。

走ってる車の割合について僕の印象は、
プジョーが3.5割、ルノーが3割、シトロエンが2.5割、
あとはスマート、アウディ、ベンツ、オペル、BMW、ホンダ、フォード、
クライスラー、フィアット、ニッサン、トヨタ・・・
順番に並んでるってカンジ。
あくまで僕の印象ですが。
プジョーとルノーは同じくらい多く走ってたけど、
パトカーの多くがプジョーだったので印象が強い。
あと、ルノーはボロい車が多かったな。

バスは市街地に入り、どんどん進んでいくけど、
僕のパリの第一印象は、「雑多」ってこと。
空港からオペラ座までの街が特にそうなのだろうか、
すごくゴミが落ちてて街事態が汚く、いろんな小さい店が並んでる。
台北とよく似てるな。共通点が多い。
やっぱり、台北は日本よりも欧米に近い街だわ。

そんなことを考えつつ、バスはオペラ座に到着。
重いトランクを下ろし、さぁメトロでバラールまで行こう。
・・・と思ったんだけど、どこをどう探しても入り口が見つからない。
オペラはいくつもの路線が乗り入れてるとこなので、
いろんなところに入り口があるだろうと思ったんだけど、
ウロチョロしても全然見つからない。
仕方なく、せっかくオペラで降りたんだからとデジカメで写真を撮る。




まぁ、これは全然正面じゃないですが。
それでもすごいなーと単純に思う。

で、肝心の地下鉄の入り口は全く見つからない。
重いトランクを転がし、動かしにくい石畳の上や段差は持ち上げて捜し歩く。
30分以上うろちょろしたのに全く分からなかったんだけど、
そのうち、ようやく遠くにそれらしきものがあるのを発見。
あんな遠かったのかー、と思い、階段を下に下がっていく。下がっていく。
って、どこまで下がるんだ。この地下鉄はそんなに深いのか。
ってか、エスカレーターがないと、
かなりトランクを持ち上げて運ぶのがしんどいんですけど。
なんせトランクだけで20キロ以上あるからなぁ。さらに肩にトートバッグかけてるし。

で、腕が釣りそうになりながら下りていったのに、違う。
乗りたかった8号線はここの入り口じゃない。
はぁ・・・せっかくここまで頑張って来たのに。
仕方なく、元来た道を引き返す。もう腕がヤバい。
振り出しに戻ってまたうろちょろを繰り返す。
・・・と、道路に囲まれた中央分離帯のような場所に階段を発見。
ようやく見つかりました。見つけるまでに1時間もかかっちゃったよ・・・

パリのメトロは全路線料金均一。1.3ユーロ。
でも、カルネという10回綴りの回数券は9.6ユーロで買えるので、
これを使うとかなりお得。
でも、この前ゆきちゃんに会ったときに、ゆきちゃんがパリを旅行した際の
カルネが余ってると言うので、使えるかどうか分からないけどもらってきたので、
とりあえず試してみることにしました。
が・・・ダメみたい。バーが回らん。

なので、おとなしくカルネを買うことに。
さらに、カルト・ミュゼというたくさんの美術館・博物館に
期限内ならフリーパスで入ることの出来るパスがあるので、
それを3日分買うことにする。
カルネは最初窓口で買おうと、
「カネル、シルブプレ」って言ったけど、ないと言われる。
は?ここはメトロの窓口じゃないの?

仕方なく自販機で買おうとしたけど、コインしか入れられない。
9.6ユーロなのに、最大2ユーロまでしかないコインで支払うのはムリやろ。
なんで最新式なのに紙幣が使えないの。
どうやらクレジットカードでも購入できるみたいなので、
VISAを突っ込んでみたけど、エラーが出る。
見かねた後ろに並んでたお姉さんが操作してくれたけど、やっぱりダメ。

なので、もう1つあった窓口の列に並んで、カルネとカルト・ミュゼを現金で購入。
今度は大丈夫でした。両方で39.6ユーロだったかな。


左がカルネ。右下がカルト・ミュゼで、その上がカルト・ミュゼに付いてくる
カルト・ミュゼが使える美術館・博物館の一覧。なかなか凝ってる。


で、8番線に乗ってBalardへ。
途中にEcole Militaire(陸軍士官学校)って駅があったけど、
この前パリのことを訊いたときに、香奈はここに1年間住んでたって言ってたな。

パリのメトロは基本的に汚い。
車内も暗いし、落書きだらけ。
駅と駅の間の壁にもたくさん落書きがあって、
いったいどうやって書いたのかと思う。
パリの地下鉄はそんなに夜中に侵入するのが簡単なのか?

Balardに着き、また腕が釣りそうになりながら階段を昇る。
ホテルはどこだろうと地図を見て探そうとしたけど、
そんなのを見るまでもなかった。
目の前に青い字で派手に光ってるサインを発見。
HOTEL MEDIAN PARIS PORTE DE VERSAILLESという3つ星ホテル。
旅行中ここだけはジャルパックが用意してくれてたホテル。
「ここらはパリ市街の外れくらいだから、ほとんど日本人はいないだろう。」
なんて思いながらメトロの出口からホテルに行ってたら、
いきなり日本人観光客の親子連れと遭遇する。
どうやら同じホテルに泊まってるらしい。
まぁ、ジャルパックが紹介したとこだから、そりゃ有り得るわな。
ってか、ここらを歩いてる日本人がいるとすれば、
同じホテルに泊まってる人だけでしょう。

ホテルに着き、バウチャーを見せて、チェックイン。211号室。
ようやく一息つける。
飛行機で少しは寝たけど、前日からずっと旅行の準備に奔走してて、
なかなか落ち着くヒマもなかったので、ここに来てようやく、ってカンジ。
部屋は標準的なビジネスホテルってカンジ




ただ、右上に見えるドライヤーが風力は弱いし、冷たいし。使えん。

1分休んだか休んでないかのうちに、僕が何をしたかと言うと、
ネットにつなげるかの確認。
今、この日記を書くのに使用しているVAIOのC1を持ってきたんだけど、
もともとは別にネットにつなぐ気はなかったのです。
ただ、たくさん撮るデジカメ画像を保存する場所が欲しかっただけなのです。
でも、「せっかくPC持っていくんだから、ネットにつなげたらいいなぁ。」、
「モジュラージャックが各国で違うようだけど、せっかくPC持ってくなら、
つなげられた方がいいなぁ。コネクタ買おうかな。」、
「適当につないで、モデムが壊れるもとになったらヤだから、モデムセーバーも買おう」
ってなカンジでエスカレートしていって、結局、ほぼ一式揃えて持ってきた次第です。




まずモデムセーバーで回線の状態をチェック。
これはラインが2種類、極性が2種類の計4種類を切り替えることが出来て、
日本のPCのモデムにあった回線の状態にしてくれるもの。
電話回線とPCのモデムの間にかませて使います。

調べてみると、そのままの状態で使用可能のOKサイン。
よしよし。
で、電源の確保。
ここのホテルはSEというヨーロッパで広く使われてるタイプの
コンセントの形だったので、日本のプラグをこのSEに合った形に
変えることが出来るコネクタを仕様。
さらに、何の変哲もない3つ口のコンセントを差し込む。
1つにはPC。1つにはデジカメの充電アダプタ。



さすがに最近のPCやデジカメのアダプタは
世界で使えるようにいろんな電圧に対応してるので、変圧器はいらず。
そりゃ、充電池式のデジカメなんだから、外国で充電出来なかったらイミないよなぁ。

ネットに接続するのは、GRICdialってソフトを使用。
プロバイダがローミングサービスを行ってたら、
現地の提携プロバイダの電話番号一覧が表示されて、
そこから選択して接続するソフト。
これは台湾でも使ったので、勝手は分かる。
何度か試行錯誤して、接続に成功。よっしゃ。
とりあえずメールチェックをし、うちの掲示板に書き込み、いくつか他のページもチェック。

するともう8時近く。
何か食べるのと近くを散策しようかと出かける。
ふむふむ。アップルワールドで利用者が投稿してた通りの雑貨屋などがあるな。
いろんな場所をぐるぐると歩いたけど、けっこう静かなところだな。
ちょっと人が少なくて暗いけど、まぁまだ8時だしヤバくはないだろう。

店はあまりないけど、食べるとこは多い。
フランス料理、イタリア料理、ベトナム料理、日本料理、インド料理、
ハンバーガーショップ、ピザ屋、それにバーとカフェ。
でも、1人だから入るとこに悩むよなぁ。
で、ここでいいかと入ったのは普通のバー。
めっちゃ地元の人たちが酒を飲みながら談笑してる中に入ってく。
サンドウィッチとビールを注文。
サンドウィッチの内容はフランス語しか話せないおばちゃんががんばって説明してくれた。
ビールの大きさを訊かれたので、中ジョッキを想定してこれくらいとジェスチャーで示す。

んで、最初に出てきたのはビール。
だけど、大ジョッキ。いや、普通の大ジョッキより大きそう。あれー。
サンドウィッチは挟まれてる状態じゃなくて、自分で挟むように、
肉と野菜、フランスパンが別々で出てきた。
でも、パンは切込みがないってないので、
これをナイフで切るのはタイヘンだよな。別々に食べるってことか。

味はまぁまぁ。ビールもいい感じで飲んでいく。
けっこうすぐお腹いっぱいになったけど、がんばって食べる。
で、全部食べ終わり、ビールもだいぶ飲んで、
もう1杯飲もうか飲むまいか、でもグラスビールでもちょっと多いかどうか、
と感じてたところに、いきなり料理が運ばれてくる。
一口ずつに切られたステーキがドン!バゲットいっぱいのフランスパンがドン!
さらにこれもバゲットいっぱいのフライドポテトがドン!

え?頼んでないよ。ってか、それは向こうも分かってるし、
おばさんの態度からして、珍しい日本人に対するサービスっぽい。
でも、パンだけ取っても1本まるごとカットしてるカンジで、さっきよりも多い。
この山盛りの料理を、お腹いっぱいだったけど、
「せっかく出されたし」と思ってがんばって食べる。
これがもしサービスなら、もう1杯くらいお酒頼まないと悪いなとも思い、ビールを注文。
グラスビールを飲んでる人を指差し、あれと同じの、とグラスビールを注文。

にしても、量が多すぎ。
明らかに食べ切るのはムリ。
もともとそんなにたくさん食べる方じゃないし。
常連の人かおばさんの旦那さんか分からないけど、
その人が連れてきてたマルチーズが妙に人なつっこく、かわいかったので、
そいつに料理を少しずつ切ってあげる。
もっともっと食べてくれていいよ。ってか、全部食べてくれ。

で、ビールの残りをちょびちょび飲みつつ、
全てを持て余してると、店のおじさんが「finish?」と簡単な英語で訊いてきた。
「yes.」と答えると、料理を下げていった。
で、しばらく休んでから、おばさんにお勘定してもらう。
え?26.1ユーロ?
なぬ?高すぎ。さっきの料理の値段が入ってるな。サービスじゃなかったのか。

そんなバカな僕はそれを現金で払い、「Merci.」と店を後にする。
いやー、いくらフランスの物価が高いからって、
サンドウィッチとビール大ジョキとグラスで26.1ユーロはしないはず。
観光客に慣れてる人でもなかったし、別に僕をボるつもりじゃなくて、
お腹が空いてそうだから気を利かして追加の料理を出してくれたんだろう。
ってか、そう思いたい。雰囲気からして、たぶんそう。

で、お腹いっぱいになってホテルに戻り、
この夜は風呂に入ることも出来ずにベッドで寝てしまった。
パリの1日目はこんなカンジで過ぎていったのでした。


今日のしまった:
空港で急いでてフィルムの種類を確認しなかったけど、
僕が持ってきたカメラはAPSだった。でも、買ったのは従来のフィルム。
もう今回はデジカメだけでいくことにしよう。




2月11日(火)

1日目から相変わらず日記が長かったな。
で、2日目は7時過ぎに目覚ましが鳴り、起きる。
だいたい旅行中はずっとこの起床時間。



ヨーロッパでよく見るこのタイプの長いバス、日本では京成だったかが走らせてたと思う。


で、昨日入れなかった風呂に入って、ごはんを食べにレストランへ行く。
レストランは1階(日本の2階)にあるみたい。
朝食はコンチネンタル・ブレックファースト。
レストラン係りの黒人の人に、「Good Morning.」とチケットを見せ、中へ。
「おはよう」っていうフランス語さえ分からない。
パンを3つ、あとはハチミツやバター、さらにジャムも取り、
飲み物は冷たい牛乳とオレンジジュースを。
日本のホテルでもいっしょだけど、
僕はホテルに行くといつも牛乳とジュース。
パンの味はまあまあおいしい。
でも、昨夜たくさん食べたからそんなにお腹が空いてない。

で、食べ終わって部屋へ戻り、どこへ行くか計画を練る。
なんだけど、すごくお腹が痛い。下し気味。
初日にして食べ物や飲み物が合わなかったのか、
それともここ最近のムリがたたったのか。
ま、原因はおそらく昨夜の飲みすぎ食べすぎなんだけど。

で、トイレへ移動。そこでガイドブックを見ながら計画を練る。
僕が買ったガイドブックは、ヨーロッパ全部が1冊になってるもので、
台湾に行ったときもかなり役立ったシリーズのものなんだけど、
ゆきちゃんに「地球の歩き方」も借りて持って来ました。
ゆきちゃんが行ったときのだから、'98〜'99年版というちょっと古いものなんだけど、
今回の旅行ではかなり役立ってます。
自分が買ったものもフランスは比較的多くのページを割いてるけど、
ベルギーやオランダになるとかなり薄く、役立つか疑問。
やっぱ、1国1冊あった方がいいか。
とりあえず、ゆきちゃんありがとう。

で、トイレの中で考えた末、
とりあえずはベタに凱旋門に行くことに決定。その後は風まかせ。
今回の旅に限らず、僕の場合、
どういう観光地を見たいとか具体的な希望があるわけじゃなくて、
漠然とそこの街並みや文化、雰囲気を肌で感じたいだけなのよね。
でも、お腹痛いし大丈夫かと思ってたら、
日本から下痢止め薬を持ってきてたのを思い出しました。
東京でコバの家に泊まった次の日の朝に買ったヤツ。
あー、薬持って来ててよかったー。って言うわけで、服用。
で、出発。キーはフロントに預けないでいいんだっけな。

Balardからメトロに乗り、La Motte Picquet Grenelleで6号線に乗り換え、
Charles de Gaulle-Etoileシャルル・ド・ゴ−ル・エトワールで下車。
上がるとすぐ近くに凱旋門が見える。


パリのメトロは汚い。コレは8号線の車内。

 


凱旋門には放射状に大きな道路が集まってて、
凱旋門の周りも車がたくさん走ってるので、
凱旋門に行くには地下通路を通らなければならない。
っていうか、こんなのガイドブックを読んでないと知らなかったよ。
なので、地下通路を探す。が、なかなか見つからない。
でも、観光客が多いので、一服しながら観察。で、発見。ゴー。



こんな真っ暗な通路を通っていくなんて思わないって。

これはシャンゼリゼとその反対側の通りをつないでいて、
途中で上がると凱旋門に出る。
凱旋門を登るには途中にあるチケット売り場でチケットを買わなきゃいけないけど、
昨日買ったカルト・ミュゼで凱旋門もOK。
僕が買ったのは連続する3日間に使用可能なものだから、
あらかじめ使い始める今日の日付と名前を書き込んでおく。







階段を昇り外へ。ふーむ。凱旋門の内側はこんな風になってるのね。
観光客はけっこういるけど、季節外れなので、そんなにたいした数じゃない。
日本人もチラホラ。

とりあえず外側というか、凱旋門の下側は見たので、上へ登ることに。
エレベーターがあるという情報もあったけど、ここはやっぱ階段で行きたい。
入り口でカルト・ミュゼを見せ、中へ。
入るとそこはずっと螺旋階段が続く。ひたすら続く。
300段弱あるとか。
いいかげん疲れてきたけど、若いと思ってるので気にせず登る。




しっかし、こんなに長い螺旋階段だとは知らなかった。
marbleカジワラさんのサイトを見ていた頃、
よく日記に螺旋階段のある家に住みたいって書かれてたけど、
こんだけ螺旋階段があったらカジワラさんも満足だろう。
なんてことを考えつつ、頂上へ。

階段の終わりはミュージアムになっていて、
さらにそこから階段を昇ると、屋上。
迷わず、先に屋上へ。
そこの出口で日本人の高校生くらいの女の子がバカ写真を撮って、出口を塞いでた。
おいおい、カンベンしてくれよ。そんな姿を他の国の人には見せないようにしてくれ。

凱旋門の屋上は非常に見晴らしがいい。
パリが一望でき、放射状道路の中心ということも手伝って、非常に気持ちいい。
これだけ眺めがよくて、パリを象徴する場所なら、
ここで自殺したがる人がたくさんいるだろう、ってのがそこで最初に思ったこと。
柵もないしな。






凱旋門からパリの街を眺めてると、コレ作ったのを思い出しました。
これはシャンゼリゼじゃなくて、その向かいのなんちゃら通りっぽいですが。
ここからはずっと向こうにある新凱旋門も見えた。
時間があったら、あちらも行ってみたいけど。

僕は普段からそんなに自分が写ってる写真は欲しくなくて、
今回は1人で来てるということもあって記念写真をそんなに撮るつもりは
なかったんだけど、ここは気分がいいので自分が写ってる写真を撮ることに。
っていうか、撮ってもらうことに。
ツアーで周ってる日本人のおばちゃんがたくさんいたけど、
せっかくの海外なのに、日本人の人には頼みたくない。
というわけで、隣で写真を撮ってたアメリカ人かカナダ人っぽい女の子に頼む。
「Would you take my picture?」
「Sure.」

「Sure.」は日本語には、「もちろん」とか「当然」って訳されることが多いけど、
そこまで強い意味で使われることって少ないと思う。
関西人が「〜してはる」を特に尊敬語として意識して使わないことが多いように。
こういう「Sure.」って感じいいよなぁ。日本語ではこういうニュアンスの返答ってない気がする。

一通り見て、下のミュージアムへ。
お約束の土産物の売店も併設されてる。
ミュージアムにはナポレオンの銅像の他、
凱旋門の設計図や建造中の画や出来上がってからの式典の写真なども展示されてる。
凱旋門はナポレオンが建設を命じたのに、
存命中に完成しなかったほど建設に長い年月がかかったようですが、
そういう出来るまでの過程を描いた画は非常に興味深かった。
いくつか候補に挙がった設計図もあったんだけど、
これなんかはかなり面白かった。象。




一通り見て、休憩もしたので、下へ。
上りとは反対側の階段を降りる。
僕の後ろを降りてたのは日本人の女の子グループ。
こいつらが非常にうるさい。その会話のほとんどは「疲れた」とか「長い」ってものだったけど、
「小学校のときにポケットに手突っ込んで歩くと怒られんかった?」
「怒られた!あと、マラソンとかね。」

この「あと、マラソンとかね。」という返答の意味を考えながら降りたけど、結局その意図は分からず。

再び凱旋門の下の地下通路を通り、シャンゼリゼ通りへ。
そこのベンチに座って休憩してると、話し掛けられた。
「Are you Japanese?」

相手は女の子2人。
「Yes.」
って答えると、助けてくれとか言い出す。
ルイ・ヴィトンがどうのこうのとも。
その英語があんまり意味を成してなくてよく分からないし、
日本語で、「カバンイゴ、サイフイゴ」とか言っててますますよく分からない。
店の場所がどこかと訊いてるのかと思って、
ガイドブックを取り出そうとすると違うという。

で、どうもよくよく英語で会話のやり取りをしてみると、
僕にお金を渡すから、ヴィトンでカバンとサイフを買ってきて欲しいと言う。
最初はイミが分からなくて、
「Why do you buy them by yourself?」ってさらに訊いたら、
どうやら中国人である彼女たちは1人1つしか買えないけど、
日本人なら1人2個か3個まで買えるから、買ってきて欲しいとのこと。

まぁ、別に特に予定を立てて行動してるわけじゃないし、
観察したところ別にバイヤーとかいう訳じゃないただの観光客っぽかったので、
それも経験としていいかと思い、そのまま話を聞いてると、
ヴィトンのカタログを見せて、コレとコレを買ってきてくれ、
コレがなかったらコレで、これらのカバンがなかったらこのサイフとあとどれかのサイフ、
とかたくさん注文をつけやがる。
で、それらの商品名と値段を頭に入れて買って来てくれという。
フランス語とか分からないし、「Can I take the page?」そのページを貸してと言うと、
これは中国語が書いてあるからダメ、暗記していけと言う。
注文の多い中国人、だな。

でも、一応自分の手帳にメモる。
別にそれくらいは友達の土産を買いに来たということでバレないと思うんだけど。
で、一通り話を聞くと、お金を渡された。
大小いろんな札で1100ユーロ。それをポケットに突っ込み、3人でヴィトンへと歩き出す。
歩きながら、何度も「コレがなかったらコレで、コレがなかったら云々」って確認を何度も
してくるので、「I see, I see」と繰り返しといた。しつこい。

しっかし、1100ユーロって言ったら12万以上なのに、
よくこんなことを他人に頼めるものだ。
ここで僕が走り出したら余裕で逃げ切れそう。
訊いてみると、2人は上海から来たそうな。
旅行中、かーなり中国人を多く見る。韓国人よりも多い。
こんなところでも中国のパワーを感じる。

で、少し離れた場所で2人と別れ、1人でヴィトンの店へ。
店の人に例の商品があるか訊く。でも通じない。
どうやら、あの2人に適当な発音のフランス語を教えられたらしい。
なので、結局、自分のメモを見せるハメに。
すると、ここの列で待ってろと言われる。
なるほど、見るのは自由だけど、買うには並んで1人ずつ接客を受けないといけないのか。

店内は相変わらずというか、日本人が多い。
しっかも、こう言っちゃ悪いが、イモくさいカッコした人が多い。
おいおい。ブランド物のバッグ持つなら、もうちっと着る服にも気を遣いなよ。
まぁ、そう言う僕もどういう縁か、1000円のトートバッグを肩に、
7万円のバッグと5万円のサイフを買おうとしてるわけなのですが。

待ってる間、いろいろと観察してみる。
店員さんは白人、黒人、東洋人いろいろ。
いろんな人種がいるってのは、イメージ戦略の1つじゃないかな。
もちろん、いろんな言葉に対応するってのもあるだろうけど。
でも、店員さんはそんなにオシャレな人ばかりってわけじゃない。
三段腹のおばさんもいるし、えなりかずきを老けさせたようなおじさん(お兄さん?)もいる。
まぁ、そういうカンジでいろんなことを観察して考えるくらい待たされた。
こんなハメになるなんて思わなかった。すぐ買えるのかと思ってた。

で、店内に入ってから30分は経っただろうか、ようやく自分の番が来た。
ついてくれた店員さんは唯一と言っていい美人でオシャレな人。
シャギーが入った髪に、軽くパーマがかかっている。
その人にメモを見せると、商品を持ってきてくれた。
で、買う手続きはというと、現金かカードか尋ねられ、
さらにパスポートの提示をし、住所も記入しなければならない。
で、それらをコンピュータに打ち込む。
おいおい。こんなめんどくさいことしなきゃならんのか。知らなかったぞ。
買占めを防ぐのが目的だろうけど、
こうやって、中国人とか日本人とか国籍によって買える数を制限してるんだな。
実際に商品を受け取るまでに、かなりの手数を踏まされた。
免税手続きをするかどうか訊かれたけど、
あんな見ず知らずの人間のために免税しなきゃいけない義理はないので、
タックスフリーじゃなくていいと告げる。

結局、店を出るまでに1時間くらいかかった。
代金は、カバン1つとサイフ1つで1095ユーロ。
で、渡されたお金のお釣りは5ユーロ。
「これをお礼とか言って渡されたけど、こんなのいらんちゅーねん。」
とこの日記に書く展開を予想しつつ店を出、外で待ってた2人の方へ。
レシートを見せて、望み通りの商品があり、買えたことを見せる。
そして、これがchangeだと言ってお釣りの5ユーロを渡すと、
非常に喜び、そして去っていった。
おいおい、お礼は言葉だけかい。
こういうところが、非常に中国人らしい。
かと言って、僕が「おいおい、お礼は言葉だけかい」とか実際に言うわけもなく。


ちなみに、この奥に見えるのが件のルイ・ヴィトン。


何の因果でパリ観光の初日にこんなことになったんだろいう。
もう12時がきちゃったよ。
とりあえずシャンゼリゼを東へと歩き出す。適当に曲がり、セーヌ河の方へ。
途中でユーロのカー・オブ・ザ・イヤーを取ったという割には
あまり街中で走ってないシトロエンのC3を発見。




にしても、パリはどこ行っても車の駐車がひどいな。
チケットパーキングも多いけど、路駐もかなり多い。
多いというレベルを超えてて、駐車場はないのが当たり前、道路が駐車場という感覚らしい。
しかも、ビッシリと縦列駐車してあるのね。
ヨーロッパではマニュアル車が普通なのに、これだけビッシリと駐車出来る腕はすごいな。
ヨーロッパではコンパクトカーばかり売れるってのは、
少なくともパリに関してはこういう光景を見ると非常によく分かる
「これでは車出すのムリやろ」ってのもかなり多い。


これはうまく停めてるんじゃなくて、「当たってる」って言うんだと思いますが。

ま、しかし、実際はヨーロッパの人もたくさん車を当てたり、こすってるみたい。
みんな多少当てるくらいだと気にしないみたいで、
ライトが壊れたまま走ってる車や、こわれた箇所をガムテープで留めて走ってる車をたくさん見た。
「路肩に乗り上げても気にしなーい。」ってカンジの運転をしている。
車を道具として捉えるなら、非常に納得のいく行動ですが。






セーヌ河を歩いていると、非常に金ピカな橋を発見。アレクサンドルV世橋ということを後で知る。
このときはこの橋が何か分からず、しかも自分がどこにいるのかさえちょっと掴みかねてた。
この橋を渡ったところにInvalidesアンヴァリッドっていうナポレオンや軍人を祭っている名所が
あったんだけど、それが何かよく分からず、遠いので近づかなかった。
後で考えると、軍事博物館もあるみたいだし、行っとけばよかった。



横にあるエールフランスの本社(?)も非常に由緒ありそうな建物。

道に迷ったとは言え、セーヌ河沿いに向こうへ歩いていくとオルセー美術館があるのは
分かっていたので、そちらへ行くことにする。
セーヌ河を挟んで斜め向かいにあるルーブル美術館は今日は休みなので、行けない。

オルセーの近くまで来ると、ようやく自分がどこにいるのか把握出来てきた。
この時点で1時過ぎだったので、オルセーに入る前に、
ごはんを買い、街も見ることに。
オルセーの横の通りを適当に歩き、よさそうな店を探す。
10分ほどプラプラ歩いてたら、人気のありそうなサンドウィッチ屋を発見。
そこはいろんな種類のパンと中身の具材があった。いいカンジ。
そこで適当に指差し、サンドウィッチとエビアンを購入。5.4ユーロくらい。
歩いて街を見物しながら食べたけど、なかなかうまい。
足りないかと思ったけど、けっこう食べ応えがあった。
お腹はいつの間にか治ってた。ホントに薬持って来ててよかった。

歩いてるときにカローラ・スパシオを発見。
と思ったら、ヤリス・ヴェルソとか書かれてた。
なるほど、こっちではカローラシリーズじゃなくて、
ヴィッツシリーズの一員ということになってるんだな。

サンドウィッチを食べ終わり、オルセーに入館。当然カルト・ミュゼが有効。
入り口で持ち物検査があった。
オルセー美術館が出来たのは以外に新しく、1986年らしい。
もともとは鉄道の駅としてこの建物が造られたとか。
そう言われればそれっぽい造りだな。




作品は地上階、中階、上階に分かれて展示されていてた。
全く美術のことが分からない僕にもその名を知ってる画家の画ばかりでした。
ドラクロワ、ミレー、モネ、リノワール、ゴッホ、セザンヌ、スーラ、ゴーギャン、
ロートレック、ドガ、そしてロダン等々。
しかも、かなり量が多い。既にかなりの距離を歩いていた僕は疲れて、
何度も休憩を取った。ってか、途中でベンチで寝てた。

でも、画自体は「ほぉー」と感心するものや見応えのあるものが多く(当然か)、
家具や建築を扱ったコーナーも隅の方にひっそりとあって、楽しめた。
館内の表示はフランス語や英語の日本語で書かれたものも多かったけど、
なぜか日本語だけ縦書き。

 


結局、オルセーには3時間くらいいたかな。
飛ばして見たところも多く、じっくり鑑賞してたら1日あって足りるかどうか。
いやー、デカイわ。ルーブルはもっともっと大きいんだろうけど。

オルセーを出、だいぶ暗くなり始めた道を北へ向かう。
ちょっと買いたい物があったので、それは独和・和独辞典。
独和しか持ってなく、出発前に空港で買おうと思ってたのに時間がなかったのです。
でも、ドイツに入る前に買っておきたい。
これがあればサッパリ分からないフランス語に比べて、
多少は簡単な会話が出来るハズ。けっこう会話する気満々。
で、これから向かうあたり、オペラ座の南側くらいに
「ジュンク書店」という日本の書籍が揃っている本屋があることを知り、そこに行くことに。
パリで手に入れなければ、ベルギーやオランダでは絶対に手に入らなさそう。



コンコルド広場でちょっと休憩。


本屋のあるあたりは日本人街というほどじゃないけど、
いろいろと日系の企業が軒を連ねている。
日本人がやっているらしきカメラ屋もあった。当然、日本料理屋も。
しっかし、海外で見る寿司屋ってのはいかにもおいしくなさそう。




例の本屋はすぐに見つかった。
入るとなかなかの品揃え。雑誌、ハードカバー、文庫・新書一通り揃っていて、
日本の小さな本屋よりも品揃えがいい。
「小学○年生」まであの緑のラックに並べられてた。
行かなかったけど、地下はコミックコーナーらしい。

語学辞書も当然発見。小さめの独和・和独はデイリーコンサイスとプログレッシブがあった。
この類の英語の辞書はデイリーコンサイスを使ってるけど、
独語のはプログレッシブの方が安かったので、こっちにする。
日本円で3000円と表示されてるけど、いくらなんだろう。
店内にも値段に関する表示は見つけられなかったので、とりあえずレジに持っていく。
「いらっしゃいませ。」
店員さんは2人とも日本人じゃない。
「51ユーロと40セントになります。」
いい発音だな。っていうか、6000円かよ。たけー。
でも、背に腹は代えられない。仕方なく、カードで支払う。
あー、最初の飛行機に乗り遅れた影響がここにも。
にしても、店員さんは日本語うまかったな。
「ジュンク書店」っていうのは「ジュンク堂書店」のパクリかと思って入ったけど、
これだけ品揃えは個人店では難しいから、本当にジュンク堂かも。

本屋を出てしばらく歩いていると、スーパーを発見。
MONOPRIXっていう有名なスーパー。
地下が食品売り場になっていたので、地下へ。
パリは本当に物価が高く、外食の値段の高さもイヤになってたのです。
普通にカフェでランチするのに12ユーロとかかかるからなぁ。
日本よりも明らかに物価が高いな。パリの物価が高いってのは、こっちに来て納得した。

スーパーの食品も安くはないけど、外食ばかりするよりはマシ。
さすがにチーズやヨーグルトの類は品揃えがすごい。
で、チーズやヨーグルトの価格は物価水準に比べてかなり安い。聞いてた通り。
でも、ヨーグルトは4個入りが標準で、1個だけで売ってるものの選択の余地はなかった。
ここではチーズにヨーグルト、pommeりんごのジュース、白ワイン、ガム、そしてミカド。
MIKADOってのはポッキーの外国語名ってのを知ってて、実物を見かけたので購入。
ワインは赤の方が種類多かったけど、白ワインの方が悪酔いしないので。
ボルドーやブルゴーニュなど産地ごとに多くの種類が置いてあり、非常に安かった。うらやましい。
米が食べたかったけど、なかったなぁ。

 


このスーパーでも日本人に多く出会い、明日帰国するらしき女の子のグループが、
現地のお菓子をカゴいっぱいに買ってた。
レジ売ってたおばさんもどう見ても日本人のおばさんだったなぁ。

僕が並んだレジは黒人の女の人だったけど、
こっちの人は計算が苦手ってのはホントだな。
僕は11.11ユーロだったので12ユーロを出したけど、
0.89ユーロを出すのにかなり時間がかかってた。
コインの種類が多いのもその原因かな。

こっちのレジはカゴの商品を全て自分でレジのベルトコンベヤに並べ、
レジはそれを動かして、レジを打っていく。
打たれた商品はその反対側に置かれていかれ、その場で客がレジ袋に詰めていく。
もちろん支払いもしなきゃいけなく、急がされる。
前の人が袋詰に手間取ってたらレジが止まってしまうし、
この方式がいいようには思えないんだけどなぁ。

いいかげん今日は何時間も歩き、疲れたのでもうホテルに帰ることに。
僕は旅行に来ると、毎日とにかく歩く。その方が街の雰囲気を感じられるから。
今日も何キロあるいたかな。万歩計をつけてれば、かなりのものになってるだろう。

Pyramidesから14号線で1駅、Madeleineマドレーヌへ行き、
8号線に乗り換えてホテルへ。
パリのメトロはその線によって駅も電車もかなり違うけど、14号線は新しいからか、
ドアの全自動だし、キレイだったな。

ホテルでは早速買ってきたものを食べたけど、ヨーグルトを食べるのに苦労する。
飛行機に乗ってたときから思ってたことだけど、
先割れスプーンを持ってくりゃよかった。
一応、飛行機の食事の際にもらった割り箸はあるけど。
まぁ、でも工夫してヨーグルトを食べる。
フルーツの絵が描いてあるパッケージだったのに、実際は全くのプレーン。
これらフルーツを入れて楽しんでくれってことなのか?騙された。ガックシ。

ワインも開ける際になって、コルク抜きがないことに気づく。
あー、持っていこうかどうか迷った十特ナイフを持ってくるべきだった。
いろいろと試行錯誤した末、ホテルで借りることも考えたけど、
結局は頑張ってコルクを下へ落とすことに。引き抜くよりは押し込める方がカンタンだ。
持ってたハサミやペンを使って、なんとか落とすことに成功。
で、勝利の美酒。うまい。3、400円のワインだけど、うまい。
日本でも最近は390円や500円のワインがいろいろ出てるけど、当然これにかなわない。
2000円くらいで売られてるワインよりも、こっちの方が断然うまい。
うーむ。ワインの良さを見直した。
ワインはPETボトルに入れ替えて冷蔵庫へ。
他のジュースやチーズも。
ポッキーは日本のといっしょの味だった。

この旅初めての洗濯をしてから就寝。

今日のパリの天気:曇り




2月12日(水)

今日も7時半頃に起床。
服を着替えて、8時頃にホテルのレストランへ。
ここの黒人の人はなかなか愛嬌があって、いい人なのに気づく。



食事はこんなカンジでのコンチネンタル・ブレックファースト。今回の旅の朝食はこんなのばかり。

昨日と同じく、レストランには何組かの日本人。
パリで出会う日本人観光客は、女の子グループが7割、カップル3割、
親子連れが1割ってカンジだろうか。
ツアーで来てる人が多そう。

1人で窓の方をぼーっと眺めながら食事。
パリの夜明けは遅い。
8時過ぎてるのにこんなに真っ暗。




8時半になってようやく明るくなって、
9時頃にようやく朝らしくなったなと感じるくらい。
冬ってこともあるだろうけど、
ヨーロッパ内はイギリスやポルトガル等を除いてほぼ全土で
このパリと同じ標準時を使っているらしいので、
中でも西のほうにあるパリは同じ時刻でも夜明けが遅いということなんだろう。

朝食を食べ終わって荷造り。
洗濯物が乾いてないけど、仕方ないな。
今日はホテルを移動して、次の2日間は別のホテルに泊まることになってるのです。
で、9時頃にチェック・アウト。
パリのアクセスポイントへの電話代は全部で5ユーロちょっとだったか。カードで支払い。

ホテルを出て、まずは次のホテルへ行くかってことで地下鉄で移動。
次のホテル「TIMHOTEL MONTPARNASSE」はアップルワールドで、
利用者のコメントに交通に便利って内容があっただけで選んだホテル。
ホテルを決めるときにはパリの地理を全く分かってなかったけど、
どうやら路線図を見ると、そのホテルは地下鉄が5路線、
さらにフランス国鉄のパリにおける南の玄関口モンパルナス駅も利用出来るという立地のよさ。
おお、これは観光に良さそうだ。

8号線でBalardを出て、La Motte Picquet Grenelleで6号線に乗り換え、Montparnasse Bienvenueへ。
パリに限らず、ヨーロッパの公共交通機関の多くはドアが自動じゃなく、
降りるときにボタンを押して開ける方式みたい。
今は寒いし、その方が効率的ではあると思う。
パリのメトロにも電車によってボタンを押したり、全自動だったりするんだけど、
僕がガイドブックで見てたのは、ボタンを押す代わりにドアにあるハンドルを回してドアを開けるもの。
この6号線でようやく見ることが出来た。
今度このタイプにあったら、自分で回してドアを開けたい。

地下鉄のモンパルナス・ビエンヴニューと国鉄モンパルナス駅はさすがに大きい。
ちょっと古いけど、いろんな店も入ってる。






駅横のモンパルナスタワーはヨーロッパで一番高い(高かった?)ビルだそうな。でも、ダサい。


駅舎を出ると、ホテルはすぐに見つかった。
アップルワールドのバウチャーを見せ、チェック・イン。
まだ9時半だったので、とりあえず荷物を預かっておいてもらおうと思ったら、
もう部屋は用意出来てるという。早いな。
でも、受付の白人の女の子はほとんど英語が分からないらしく、
やり取りをするのに苦労した。
前のホテルの黒人の女の人は英語がバッチリだったな。

部屋は412。
お。部屋は狭いけど、前のホテルよりキレイですよ。
ほのかにいい香りもするし。
そして、バスルームが白いタイルで非常にフランスっぽくて気に入った。

 

でも、冷蔵庫がないことに気づく。
PETボトルに移し変え残りのワインと食べかけのチーズを保存しとこうと思ったんだけど。
でも、これだけ寒いから窓の外に置いておけば大丈夫だろう、
というか、そうするしかないとそれらを置いて、街へ。

今日はとりあえず、またベタにエッフェル塔でも行こう。
その近くに海洋博物館等いくつか博物館もあるみたいだし。



駅へ向かうと、駅の横でリンクで子供たちがアイススケートをしてた。


モンパルナスの駅はいろんな路線が乗り入れてるだけあって、
地下も非常に広く、長く移動しなきゃならない。
表示に従って進んでいくと、動く歩道が進行方向に2種類。
ん?と思って上の表示を読んでみると、左が9km/hで右が3km/h。
みんな左の方に乗ってる。で、僕も左に。
9km/hっていったらけっこうな速さなんだけど、
うまく乗り降り出来るように、入口と出口は遅くなってる。
言葉じゃうまく説明できないけど、入口と出口は歩道の表面部分は動かずに、
その下のローラーが網の目になってる表面部分を通して人を動かすようになってる。
なかなか考えられてて、面白い。

 


エッフェル塔に行く前にモンマルトルへ行った方が都合がよさそうだったので、12号線をAbbesessアベスまで。
途中で電車が止まり、車内の電気が消えて真っ暗になったけど、
こういうのは日常茶飯事らしく、誰も騒がず。ああ、外国に来たってカンジ。

アベス駅はさすがにモンマルトルにある駅だけあって、
地上へ続く螺旋階段はずっと芸術的な(?)絵が描かれてる。
他の人がエレベーターに乗るところを階段にしたのでこれらは見れたんだけど、この螺旋階段が長すぎた。
昨日の凱旋門の螺旋階段とあまり変わらないのじゃないかってくらいに長くて暗かった。
カジワラさんにオススメしたい。




ようやく地上に出たけど、どっちに行ったらいいのか分からないので、観光客らしき人を探す。
中国人のおっさん達の団体が分かったカンジでどんどん歩いて行ってるので、それに付いていく。
さすがにモンマルトルは丘なだけあって、道が急だなぁ。




5分ほど中国人のおっさん達に付いて行くと、店先に絵が並んでたり、
カフェがたくさんあったりで、それらしい所に来た。
まぁ、モンマルトルなんて芸術家が集まってる(集まってた)ってのと、
ファミコンの「キャプテン翼」でロベルト本郷か誰かがモンマルトルにいたって
ことくらいしか予備知識はなかったんですが。






怪しそうな画家や画商が多くいて、なんか俗っぽい。
観光地化されてるから、そうなるのは必然なので、
別に期待もしてなかったんですが。
なんだか、似顔絵を描く商売で詐欺ってるヤツも多いのだとか。

でも、サクレ・クール寺院の方へ行くと、
その前にはパリの街が一面に開けていて、いい雰囲気。気分がいい。
警察も怪しいヤツがいないか常にパトロールしてるみたいだし。




パリのパトカーは趣味悪いと思う。


サクレ・クール寺院は白くて奇麗。
このロケーションも大きなポイントだなぁ。
中ではちょうどミサが行われてた。
広いドーム内は荘厳な雰囲気。
でも、キリスト教の聖人の像などは見てもイミが分からない。
こういうのが分かったら面白いだろうになぁ。

 


今日のパリはかなり寒い。丘の上だから余計に。
最初の2日間は京都と同じくらいだなぁ、余裕余裕、
なんて思ってたんだけど、今日になって本領発揮。
でも、気分いいので、サクレ・クール寺院の前のベンチに座り、
これからの予定を考える。

丘の上からケーブル・カーの横の通りを下り、メトロ2号線のAnversアンベール駅へ向かう。
途中でどう見ても胡散臭そうな黒人が何人か話し掛けてくる。怪しすぎ。
相手にせず立ち去る。

で、アンベールへ向かったつもりなんだけど、駅が見つからない。
どうやら左に行かなきゃいけないのに、右に来てしまったようだ。
仕方ないので、2号線の隣の駅のPigalleピガールでメトロに乗る。
そして昨日も来たシャルル・ド・ゴール・エトワールで6号線に乗り換え、Trocaderoトロカデロで下車。
もっと先の駅で降りた方がエッフェル塔は近そうだったけど、
この駅の近くにある海洋博物館に寄るため。

映画博物館も併設されてるけど、今は改装中で入れない。
なので、カルト・ミュゼで海洋博物館へ。
たいした規模ではないけど、何百年も前の船の船首に掲げられていた像があって、
その芸術性と豪華さに驚いたり、大砲や銃などの武器にロマンを感じたり。
それなりに楽しめた。

で、その横にある公園とさらに先にあるエッフェル塔を見渡せるところから写真を撮る。
パリと言えば凱旋門かエッフェル塔か、ってカンジなので、
近くにいたカップルに写真を撮ってもらう。
どこの国の人か分からなかったけど、笑ってばかりのカンジのいい人たちだった。




そして、ずーっと歩いて行きエッフェル塔の下へ。
特に登りたいというわけじゃなかったけど、結局、
「なんとやらと煙は高いところに上りたがる」というわけで、
典型的な観光客になりきって、登ってみることに。
近くまで来たけど、日本人の姿は全く見えない。
ここを跡にするまで1組見たか見ないかってカンジ。
最近は人気ないのかな。
その代わり、日本人以外の国外からの観光客は、非常に多かった。
どことなく田舎の人が多いように思えた。

4つある足の1つから入って、エレベーターもしくは階段で登るんだけど、
チケットを買って入場するまでに15分は待ったな。
エッフェル塔には1階、2階、3階とあって、
それぞれの階が二層構造になってる。
で、一番上の3階まで登るんと、10.2ユーロ。高いなー。
東京タワーよりも高いでしょ。


惜しい。

エッフェル塔の周辺はめちゃめちゃ客引きが多い。
しかも、みんな手に同じポストカードとキーホルダーを持ってる。
こんなにたくさんいたら、多少ひっかかる人がいても、
とても商売にはならないだろう。
こんなに寒いんだから、僕が今持ってる使い捨てカイロを売った方が
よっぽどいい商売になるぞ。
どうやらこちらにはカイロがないみたいだけど、
日本でこんなにメジャーなものを売り込もうとした人はいなかったの?
絶対過去にたくさんいたはずだけど、失敗したのかな?

入り口で手荷物検査を受けて、中へ。
エスカレーターはエッフェル塔の足を斜めに昇っていき、これはこれで面白い。
斜めなのがヘンなカンジ。で、けっこう怖い。

 


最初のエレベーターは2階まで。
頂上まで上がるには、エレベーターを乗り換えなきゃいけない。
2階には2層ともお土産物屋やレストランが入ってた。
ここからも下を眺めたけど、吹きっさらしになってて寒いし、けっこう怖い。




3階まではまだまだ。


上に行くエレベーターをしばらく待ち、一番上へ。
ここも2層構造で、下はガラスがあり、見える建物の説明が書かれている。




で、階段を登ると、本当に一番上。ここもフェンスはあるけど、吹きっさらし。
ほぉー。




下りでは2階でピザを買う。ようやく2時半頃になってお昼ご飯。
下りのエレベーターはめちゃめちゃ混んでて、20分くらい待たされた。
下に降りてきて、地下鉄の駅へ向かう。



パリの警察はサービスがいいなぁ。


Bir-Hakeimという駅へ向かう途中にヒルトン発見。
その隣にはAustraliaという表示の地名を発見。
ん?と思うと、そこはオーストラリア大使館だった。
で、その隣にこんな表示発見。




おお?京都??
そして、そこにある建物を見上げると、日本文化会館という建物でした。
かなりキレイで大きい。
そこに入り、自販機でペリエを飲みつつ、休憩。
上のほうには茶室とかもあるみたい。
日本とフランスの文化交流のためだけでなく、
日本からの留学生が情報を交換する場所にもなってるみたい。
フランスに留学してた友達にも日本に帰ってから訊いてみよう。

で、そこを出てブジに地下鉄の駅に着き、
ビル・ハケイム(?)から6号線でモンパルナス・ビエンヴュニュー、
そこで4号線に乗り換えて、Saint Germain des-Presサン・ジェルマン・デ・プレへ。
ここはパリのオシャレ地区らしいけど、うーん。
確かにいろんなブランドショップが建ち並んでて、人も多い。
シャンゼリゼに高級ブランドショップが集まってるのに比べて、
こちらは比較的年齢層が低めの、リーズナブルなブランドの店が並んでいる。
でも、ヴィトンとかディオールはあって、
ここにはかなりの日本人が買い物袋を下げて歩いてましたが。

僕もサン・ジェルマン・デ・プレを一通り歩いたみたけど、
特に目新しかったり、惹かれるようなものはなかった。
で、僕の興味は「無印良品」の店を探すことに。
ジツは、ずっと前に無印が英仏に進出して以来、
どのような状況で向こうの人に受け入れられてるのかを見てみたかったのです。
で、今回せっかくパリに来るんだから絶対に無印に行ってやろうと心に決めて来たのです。
(特に無印が好きとかではないんだけど。)

でも、ネットを検索しても店を探すのに役立ちそうな情報はほとんどなく、
結局、無印の公式サイトに載ってるアドレスだけが頼りに。
パリには何店舗かあるみたいだけど、郊外にある店には行けないし、
一番行きやすそうで、AとBに店舗が分かれてて大きそうなこの辺にあると
思われる店に狙いを定めたのです。
住所は、「30 RUE ST SULPICE 75006」でこれだけが頼り。
6区というのはこのサン・ジェルマン・デ・プレのあたりだと思うんだけど・・・
サン・サルピュス以下の地番がよく分からない。
持っている地図にもあまり細かいところまでは出てないし。

で、いろんなところを行ったりきたり。
3時間くらいずっとウロチョロ歩き回ってました。さすがに疲れた。
しかも、サン・ジェルマン・デ・プレで裏道を歩いてるときに犬のウンコを踏んでしまう。
ショック。
パリ市内はどこに行っても道端に犬のフンがいっぱい。
犬の散歩をさせてる人はたくさんいるけど、みんな後始末はしないらしい。
だから、街路樹の近くなどは犬のフンがいっぱい。
これは観光都市としてのパリの印象を悪くしてると思うんだけどなぁ。
「パリに来て犬のフンを踏むなんて、なんてエスプリが効いてるんだ。」
なんて僕には思えん。
雨でできた水溜りがあったので、そこで靴の底を洗って、再び歩き出す。

疲れながらも、だいたいの目星がつくとこまでは来たので、頑張る。
まともなごはんを食べてなかったので、途中でパンを買ってパクつく。
ホントにパリの物価は高い。

頑張って探してたけど、もう暗くなってきたし、
いくら足を棒にして捜しても見つからない。
「なんで見つからんのや。はぁ・・・」
ともう諦めようかと、かなり大きなため息をついて下を向いた瞬間に、
「ん!?」という色がかすかに目に入った。
頭を上げて見上げると、そこには無印のマークが。
はぁー。ようやく見つかった。
にしても、ドラマみたいな展開だな。




で、中に入ってみたけど、なんか垢抜けないカンジ。
画像を見ても分かるように、そんなに大きな店でもないし。
しかも、AとBってのは1階がAで2階がBってことだった。
別々の店みたいに書いてるけど、コーナーが分かれてるだけ。
サギみたいなもんだな。

店内は客がポツポツいた程度。
でも、雑貨に多少凝ってそうな女の子たちが次々と来店してました。
品揃えは日本の店とあまり変わらないかな。おはしなどもあったし。
アイテム数や在庫量はさすがに日本の標準的な店舗よりも少なそうでしたが。

にしても、値段が高い。
日本の商品に付けられてるのと全く同じシールが、
この店舗の商品にも付けられてて、
だから値段の比較をするのがカンタンに出来たんだけど、
ほとんどが日本の値段の1.5倍〜2倍というカンジ。
タオル類くらいかな。日本のとほとんど同じ値段だったのは。
僕はずっとこの旅行中に使うために欲しかったスプーンとフォークを
購入しようと思ったけど、それは両方とも4.5ユーロ。
日本での値段が400円だから、1.4倍くらいの値段かな。

とりあえず、これで当初の目的は果たされて満足しました。
この店はかなり静かな場所にあるので、
ショッピング・センターに入ってるという店を見てみたい気もするけれど。

無印を出た後は、歩きついでに歩いてホテルまで。
モンパルナス・タワーがあるので迷うことはない。
途中で両替所があったので、レートを確かめておく。けっこう良さそう。
何か食べたかったけど、何時間も歩き回って疲れたのでもうホテルの部屋に帰ろう。

ホテルに帰ってからは、ネットが出来るかどうかチェック。
でも、壁にある電話のモジュラージャックはベッドがあって触れないようになってるし、
電話機も本体とコードが直接つながってて、抜くことが出来ない。




でも、よく見ると受話器の方はジャックが抜けるようになってる。
で、抜いてみた。




この抜いたジャックをモデムセーバーに差し込み、
さらにモデムセーバーとPCををつなげる。
で、前のホテルと同じアクセスポイントにアクセス。
・・・してみたんだけど、いくらがんばってもうまく接続が出来ない。
音を聞いたところ、ダイヤルは出来るけど、つながってからのデータ通信がうまく行かず、
そのためにログインが出来ないという状態。
何度試してもダメ。
やっぱり、この電話のタイプではムリなんかなぁ・・・
というわけで、諦める。この2日間はネットなしだな。


チーズとワインはさすがにこの寒さなのでブジに保存出来ていた。


さすがに今日はめちゃめちゃ歩いて疲れたので、服を着たまま、
今回の旅行記の1日目を打ちながら寝てしまった。


今日のCD:PIZZICATO FIVE




2月13日(木)

昨夜は日記を打ちながら寝てしまい、いつの間にか寝ていたことに夜中に気づく。
ところが、目が覚めてビックリ。
ボタンを開けただけで着たままだったコートにも、その下に着てたセーターにも、
ガムが至る所にひっついている。
あー、そういやガムを噛みながら寝てしまったな。
で、それを寝ぼけたまま出そうとして手に持ったまま寝てしまったっぽい。

「うわー。サイアク・・・」
と何度もつぶやきながら、夜中にこびりついたガムを取る作業。
せっけん水とティッシュでこすってたら、だいぶ目立たないまでにはなったけど、
セーターにはけっこうくっついたまま。
ああ、これからずっとこの旅で着なきゃいけない服なのに。
こんな作業に1時間も費やしてしまった。

しかも、悪いことは重なるもので、
横になりつつ打ってたPCを寝ている間に落としてしまい、
Enterキーが壊れて、取れてしまってた。
PCを床に落としてしまったのは、寝ぼけながらも覚えてる。
ひえー。これもこの旅で活躍してもらわなきゃならないのに。
キーの下の部品が割れてしまったので、もう元に戻すのはムリだった。
なので、仕方なくガムテープを貼り付けて、なんとか打てる状態に。
2番目によく使うキーだけにこれが壊れたのは痛い。
日本に帰ってきたら直さなきゃなぁ。
ACアダプタのコネクタ部分も以前から割れたままだし・・・ボロボロ。
かわいそうなC1。これからの旅行が困るなぁ。

そういう一騒動があってから、また朝まで寝る。
で、7時半くらいに起きて、フロに入って、朝食へ。
事前に仕入れていた情報によると、ここのホテルはどうやらレストランが別の建物にあるらしい。
チェック・インのときに特に説明も受けなかったので、受付の女の子に訊いてみる。
すると、やはり外に出てからleftだと言う。
このleftだけ英語で答えてくれた。
で、とりあえず建物の外へ出て左へ。
2軒の建物を挟み、20メートルほど離れたところに同じく、
ティモテル・モンパルナスの建物を発見。入る。
どうやら、こっちは別棟になってて、こちらの建物の上に泊まってる人もいるみたいだ。

コンチネンタル・ブレックファーストはそれなりに充実してた。
日本人もいるけど、いろんな国の人が泊まってるみたい。フランス人も。
牛乳とオレンジ・ジュース、さらにグレープフルーツ・ジュースをお替わり。




レストランを出てから、部屋に戻り、9時過ぎに部屋を出発。
毎日これくらいの時間に出かけることが多いけど、
これくらいの時間になると部屋の清掃に周り始めるので、なんとなくあせらされる。

今日はパリで観光する実質的な最終日なので、出来るだけいろいろ周りたい。
目玉はなんと言ってもルーブル美術館。
パリに4泊するのは長いかな、アムステルダムやロッテルダムにもう1泊する
プランにした方がよかったなぁ、と出発前は多少後悔していたけど、
実際に来てみると、実質丸2日間ではパリは観光できないな。
結果オーライだけど、パリに4泊するので別によかったっぽい。

今日はまずノートル・ダム寺院へ。
この寺院はCiteシテ島というセーヌ河の中洲にある。
大阪なの中ノ島みたいなもんか。
バラールから4号線に乗り、Citeシテ駅まで。
降りてから水が欲しいと思ってホームの自販機で買おうとしたけど、
コインだけ飲まれてボタンを押しても商品が出てこない。
返却ボタンを押しても戻ってこない。
他にコインを入れてみても、さらにそれらも飲み込まれるだけ。
泣く泣く、投入した2ユーロ弱を諦めることにする。

地下鉄の駅から地上に出るまでが非常に長い。
中州にあるから、だいぶ深くに地下鉄を掘ってるんだろうな。
出てからも方向が分からなかったけど、地図と地名を見比べながら、ブジ到着。
朝早いけど、既に観光客がいっぱいだ。
側面は何やら大掛かりな修復工事をしている。




早速、寺院内に入る。入場料はもちろんいらない。
名所だけあって、各国の観光ツアーがたくさん周ってた。
サクレ・クールと同じく、あんまりよくイミは分からない。

 




この寺院は塔が有名だというので、登ってやろうと思って来たのに、塔への入り口が分からない。
建物内には1つだけ棟への表示が出てて、それに従ってたんだけど。
で、もう1周してみて気づく。
どいうやら入り口は別のところにありそうだ、と。
なので、出口から出てみると、塔への入り口の表示が。
なんだ。塔は別の入り口なのか。
工事の足場が組まれている中を進む。
塔に登るにはお金がいるけど、ここもカルト・ミュゼでOK。
こいつは使えるヤツだ。


塔の上に登るにはは当然、螺旋階段。

登ってるうちに視界が開けると、そこは塔の真ん中あたり。
先ほどの寺院の建物の上の方へと移ることが出来る。




まだまだ塔の中腹。


フランスの建物はどれも古いだけでなく、非常に凝った装飾がなされていて、
よくこれだけがんばったというか、ゼイタクをしたというか、ムダだというか。
まぁ、感じるところは人それぞれだろうけど、
それらの建物の装飾のどの部分をとっても芸術性を感じることが出来るのはすごいと思う。



たくさんの像で守られてた。

さらに進むと、途中でかがまないと入れない小さな入り口。
中はロフトのようになっていて、全て木で造られている。
こういうところに木があると、妙に異質に感じてしまう
で、ここは何かと思ったら、大きな鐘が。
ということは、ここが真ん中の建物の一番上になるのかな。

 


そこを出て順路を進むけど、途中で人が待ってる。
よく見ると、下がSortie(出口)で、上がPanorama書いてある。
この右側の塔から一番上の部分へいけるらしい。
でも、階段が狭いので、通行を制限するということみたい。
10分ほどその場で待って、上へ。
さっきの螺旋階段よりも狭い。
で、けっこうな段数を登ると、そこが頂上。





 


なんだか、パリに来てから高いところばかり登ってばかりいる気がする。
さすが、なんちゃらは高いところに上りたがる。

塔を折り下り、次はそこから北に行ったところにあるポンピドゥー・センターへ。
ここの4、5階には国立近代美術館が入ってるということだ。
カルト・ミュゼが使える面白そうなところは出来るだけ周らなければ。



セーヌ河沿いにたくさんあるこの金属製の箱はなんだ?


ポンピドゥー・センターへ行く途中に古着屋を見つけたので入ってみる。
ジャケットやコートが手頃な値段でたくさんある。
よーし、どれか買ってやろう。

迷った末に、緑のベロア素材のジャケットを買う。
いくつか気になるジャケットはあったけど、試着してみると大きすぎたり、小さすぎたり。
よさそうなピーコートもあったので買おうかと思ったけど、
すごく気に入ったってわけでもないし、荷物になるのでやめ。




さらに北へ。
ポンピドゥー・センターのあたりは小さい若者向けの店がたくさんあり、
シャンゼリゼやサン・ジェルマン・デ・プレよりもこっちの方が面白そう。

ポンピドゥー・センターはそんな小さな店が集まってる街中に突然見えてくる。
これがパリの街に出来たときにかなりの論争になったってのは、非常によく分かる。
25年以上前に出来たみたいだけど、かなり先進的なデザイン。
斜めに透明のチューブの中を通されているエスカレーターは、
30年前に考えられた未来の生活、ってカンジ。




中に入るときに荷物チェックがあった。
1階は広く、イベントホールのような造り。
2階には一角には、そのデザインで評価を受けている商品ばかりが集められた
雑貨屋があったので立ち寄ってみたけど、どれも高い。
というか、日本の雑貨屋で買える物ばかりだった。
こっちに来てみて、どれだけ日本には物が溢れていて、
またどれだけ簡単に望む物が手に入れやすいかが分かった気がする。



中もよく考えられたデザイン(改装したらしい)。

2階のエスカレーターを上がったところに国立近代美術館の入り口があったので、
カルト・ミュゼを見せて入場。
で、例のエスカレーターを使って4階へ。
古ぼけてるけど、スペーシー。

4階から入ると、また受付がある。あれ?
カルト・ミュゼを見せて入場。
通路が広く開放的で、キレイで見やすいってのが第一印象。




中身はというと、かなりいろんな種類の作品が置かれている。
フォービスム、キュビスム、そしてアンディ・ウォーホールなどのポップアートなど、
おそらく絵画が最も数が多いんだけど、それに限らず、建築、家具、映像、彫刻・・・
何を表現しようとしてるのか全く分からない物体もあるし、
部屋全体が作品ってのもけっこうあった。

 


ここはヒジョーに面白かったです。
もう午後になってたので、次のルーブルのことを考えて早めに周ろうと思ってたんだけど、
意外に面白くて、じっくり見てしまった。
特にシャルル・ド・ゴール空港の建築模型は興味深かった。






ここの一角でビデオが流されてたので何気なく入ってみてたけど、カナリ面白い。
というか、気持ちいい。どこかシュールで、どこかバカげてて。
音楽と映像の組み合わせもいいなぁ、
これはCorneliusのライヴが好きな人にはかなりオススメ、
などとここに書こうと考えながら見てたら、1人の日本人らしき人が向こう向きでインタヴューしてる。
S.Sakamoto?
・・・って教授やん!そのインタヴュアーは若き日の坂本龍一でした。テクノカット。
どうやらこの映像は坂本龍一がプロデュースしたみたいです。
どうりで音楽も好みだと思ったら。
製作は1984年となってて、確かに多少は古臭いカンジもするけど、当時これを作るとは。
いやー、面白かった。


こんなカンジでいろいろと満喫。
回る順番としては、オルセーとルーブルに挟まれてしまい、なかなか慣れなかったですが。

1人で旅するってのは、自由気ままだし、自分の力で旅している気になれるのでいいけど、
いろいろなものに出会って楽しんだり、感動したりするときに、
その気持ちを誰かと共有出来ないのが寂しい。
「これがすごかった」とか「こう思った」って誰かに言いたいのは言いたいよな、やっぱり。

ポンピドゥー・センターを出た後はさすがにお腹すいたので、
近くの店でパニーニとヴィッテルを買う。
パニーニはその場でプレスして焼いてくれた。パリパリ。

歩きながら再び南へ。
本当はそのまま西のほうに向かうとルーブルがあったんだけど、
近くに架かるポン・ヌフとポン・デザール(芸術橋)を渡っておきたかったので、セーヌの方へ。
この橋は隣り合って架かっている。
ポン・ヌフは「ポン・ヌフの恋人」の舞台がどんなのか知りたかったし、
ポン・デザールは一時、京都の三条大橋と四条大橋との間に架けるという計画が持ち上がり、
市の予算に計上されるまでいったけど、ブジ(?)計画が潰れたという京都市民にとっては
忘れることの出来ない橋なので、本場の実物を見てみたかったのです。
ポン・デザールはセーヌで最も古い橋だと言うし。



ポン・ヌフ。


普通の橋でした。


ポン・ヌフからポン・デザールへ行く途中にこういう光景を見て、先ほどの緑の箱の疑問が解決。
ああ、そう言えば何度か見てたわ。
しかし、こういう公共の場所にほぼ同じ大きさ・色の規格らしきがあるらしい箱があるってことは、
市から公認されてるってことなんだろうなぁ。




ポン・デザールは歩行者専用橋で、渡り心地のよい橋だった。
寒くなければもっとのんびりするのにな。






で、この橋を渡り終えると、そこがルーブル美術館。
橋のすぐ近くにある入口から入って敷地内の中庭を通り、
まずはピラミッドのある正面入口へ。




ルーブル美術館にあるカルーゼル凱旋門。ナポレオンが生前に見れた凱旋門はこれだけらしい。


入口ではまた持ち物検査。
ここではX線撮影まで行われている。
今回の旅行中、パリでは何度も持ち物検査を受けたけど、
相当テロに対して警戒しているのがよく分かる。
パリなんて世界的にも有名な建物が多いからなぁ。

持ち物検査を受け、ピラミッドからエスカレーターで下へ。
日本語のオーディオガイドを借りるとよいということだったので、
インフォメーションでオーディオガイドの借りる場所を訊き、借りに行く。
料金の5ユーロは現金でしか払えず、
さらに運転免許証かパスポートかクレジットカードのどれかを
預けなければいけないようだ。
(もちろん、返却するときに返してくれる。)
係の人が英語で使い方を説明してくれたので、それを聞いた上で借り、
リシュリュー翼の受付でカルト・ミュゼを見せて中へ。




ルーブル美術館はシュリー翼、ドノン翼、リシュリュー翼に分かれていて、
それぞれが広い上に、4層ほどある。
僕はリシュリュー翼に入った後に、
インフォメーションでもらった日本語のパンフレットを落としたことに気づいた。
パンフなしでこの広い館内をうろつくのはキツい。
もらいに帰ってもよかったんだけど、もう後戻りするのはめんどくさい。
ので、進む。

最初に見出したのは古代エジプトの展示品。
これだけでもかなり多い。
けっこう興味を持って見てたが、展示品が多すぎる。
オーディオガイドには日本語の解説が350点分収録されてるみたいだけど、全く足りない。
1部屋に1つの作品が解説されてればいいというカンジ。。
まだ館内全体の1/100くらいしか見てないだろうってところで、
既に疲れて休憩してしまった僕。パンフもないし、先が思いやられる。

しっかし、ルーブルってのは世界中から展示物を集めてるのはいいが、
けっこう雑然と作品が置かれてたりするんだな。
おいおい。こんな何千年前の遺跡から発掘されたものを、
そこらにほっぽらかしといていいのか?

 


館内に入ったのは確か15時くらいだったので、
18時までしかやってないルーブルを見るには急ぎ足で周らなきゃならない。
でも、古代エジプトだけでも多すぎた。
古代エジプトを一通り見終えて、2階へ。
2階は絵画が多かったような気がするが・・・もはやどこで何を見たかよく覚えてない。
ただ、宗教画はどんなシーンかよく分からないながらも見入ってしまう。

何はともあれ、いくら時間がなくても、
「モナ・リザ」は一応見ておかないわけにはいかない。
あと、ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」も見たい。
他にもめちゃめちゃ有名な作品が多いけど、これらの2つは見ておかないと。



ニケだ。


2階では迷いながら、たくさんある行き止まりによけいに疲れさせながら、
一応「モナ・リザ」は見ることが出来ました。
あれはやはり世界一有名な画だし、ルーブルの超目玉なので、
館内にも案内が示されていて、見るにも列に並ばなければならなくなってた。
と言っても、シーズン・オフなので、全く待たずに見ることが出来ましたが。

 


あとは、ドラクロワを見に行きたい。
どうやら、あれは3階にありそうだ。
でも、3階への階段を探すにも迷う。
なんで封鎖されてる階段がこんなに多いんだ。

で、3階のドラクロワがあるであろうコーナーに着いたのが17時15分。
どこにあるかと進んでいってたんだけど、なんともうドアを封鎖して、
館内を閉める準備をしている。
他の所から行けないかと思ったけど、ムリ。
泣く泣くあきらめました。おいおい、まだ閉館まで45分もあるやん。
他の美術館でもそうだけど、あいつら美術館員は何をするでもなくボーっと、
ときには居眠りをしたり、同僚とおしゃべりばかりしているような連中ばっか。
あれで給料もらえるんだったらいいよなぁ。
国立近代美術館なんて、監視員の半分くらいが目をつぶってたもんな。
ムダだ。

ドラクロワが見えなくなり、他に見たいものもあったけど、
どんどん他の所も閉まっていくんだろうなぁ。ハムラビ法典見てかったなぁ。
ミロのヴィーナスも見てないや。
なんて思いつつ、残りはとりあえず通るだけってカンジ。
やっぱ1日、せめて半日はこの美術館には必要みたいだ。
だいたい今日の数時間で、館内全体の2/3くらいは見たというか、
通ったとは思うんだけど・・・
まぁ、噂に違わずめちゃめちゃ広いとこでした。






18時前には美術館を出て、そのあたりにたくさんある店でお土産物を買う。
まだまだ旅の序盤なので、あまり荷物は増やしたくないんだけど、
フランスでも何かは買っていかなきゃなってことで。
2つの店で買い物したけど、支払いはカードで。

もう夜だし、ホテルに帰ろうかとメトロへ。
ちょっとフランスの雑誌でも読もうかとメトロの入口の本屋で立ち読みして出てきたら、
なにやらメトロのチケットを見せながら騒ぎ、僕に話し掛けてくる少年が2、3人。
すぐに怪しいと思って、何事かとちょっと緊張しつつ話を聞くが、
何を言おうとしてるのか全く分からない。
そしたら、どこからか日本の仏和辞典を持ち出してきた。
で、どこやらのページ開き、単語を指差してる。その単語を見ても、僕には全くイミフメイ。
今度は中国のコインを見せてくる。シノワーズと。
chineseのフランス語読みがシノワーズだと、「ヌーベル・シノワーズ」で知ってたので、
「I'm Japanese.」と答えると、「Oh, Japanese」。
そして、「もっと勉強しろよ」というような意味のフランス語をしゃべり(と思った)、
これやるよ、とその持ってた仏和辞典を僕に渡し、去っていった。
いったいあれはなんだったんだろう。
辞書は日本人観光客が忘れていったものだろうけど、
本屋にいたから、日本人留学生に間違われたのかなぁ?




「あれは何だったんだろう?もう今日でフランスとはお別れなのに、こんな辞書もらっても困るよ。」
と思いつつ、1号線でPalais Royal Musee du LouvreからConcordeコンコルド、
12号線に乗り換えて、モンパルナス・ビエンヴニューへ帰る。
帰りがけに昨日の両替所をチェックしようかと思ったけど、
調べ直すと、まだけっこう現金があることに気づいたのでヤメ。

ホテルの部屋に一旦帰ってから、何かを食べようと外へ。
ホテルの目の前、モンパルナスタワーの下にはラファイエットとという百貨店
(そこはショッピングセンターってカンジだけど)があるので、そこに行ってみる。
でも、もう店じまいを始めていて、あんまり食べるのに良さそうな店がない。
3階まで行ってみたけど、何の店も入ってない状態だし。
で、そこを出て、何かないかとそこを出てウロチョロ。
そろそろごはんが食べたい。でも、中華料理屋や日本料理屋(と言えるのか?)は
高いみたいだし、あんまり美味しそうじゃない。
で、さらにウロチョロ、ウロチョロ。
裏通りも歩いてみたけど、何もなし。
ってか、誰も歩いてなくて、微妙に緊張。

でも、ホテルの近くまで戻ってきたときに、
小さなスーパーを発見し、そこで何か買うことにする。
迷った挙句、ヨーグルトやりんごジュース、旅の友にm&m'sなどを購入。
あんまりお腹が空いてないとは言え、またわびしい夕食だ。

ホテルに帰ってからそれらを食べ、
洗濯をしたり、日記を書いてから就寝。
明日はフランス出国。


今日のよく使ったフランス語:Pardon